[番外編]山崎蒸留所見学レポート(3)無料試飲コーナーで山崎♪|東京ビアガーデン情報館<2023年版>人気の都内ビアガーデン・ビアテラスを探そう!
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[番外編]山崎蒸留所見学レポート(3)無料試飲コーナーで山崎♪

写真そして遂に試飲タイム。
天井の高い、やはり貯蔵庫か何かに使われていたような趣のある部屋に、がっしりと存在感のある樽再生テーブルがたくさん並んでいる。
先ほどからずっとウィスキーの香り漂う中を歩いてきたので、うきうき感を止められない大人たち。



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カウンターに並んだグラスには山崎12年。
ひとつずつとって、それぞれグループ毎に好きなテーブルに持ってゆく。

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お子様&お酒だめな人用には、なっちゃん!と伊右衛門。

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上がすぼんでいるチューリップ型のグラスは、香りを集めて鼻先に届ける効果があり、テイスティングなどに向いているのだとか。こうして撮影しているだけで、上品な香りが漂ってくる。

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そんな誘惑にも負けずに、一度口元まで近づけたグラスをテーブルの上に戻し、デジカメをじっくり構えるのがブロガーなプロパティ。サハラさんが持っているのは、自分と同じサイバーショット「DSC-M2」だ。この日がデビュー初日ということで、両手構え。

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横から撮影。

ここで生まれてここで育った、ピュアなウィスキー「山崎」。
12年前といったら、自分が大学を卒業して社会人になった年だ。

自分も少しは熟成されたのかな?

なんて思いながら、香りを楽しんで、味を楽しむ。
ビールとかだと、飲むと喉から胃に向かって滝のように勢いよく流れ込んでいく感じがするが、ウィスキーはむしろ頭全体に蒸気になって広がって浸透していく気がする。

本当に本当に久しぶりの山崎(実をいうとほとんど飲んだことがなかった)、おいしい。

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テーブル毎にチョコレートや小さなお菓子も置いてある。
いつもだったら食べるんだけど、なんかせっかくのウィスキーの味がチョコや塩で消えちゃうのがもったいなく、結局3人とも手をつけないままだった(あ、でもちゃっかりチョコ1つとおせんべい1つをポケットに突っ込んできてしまった自分)

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こんなカードも。

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カウンターでは、試飲中のウィスキーを案内係の女性の方がさらに説明。
そういえば、山崎蒸留所のブログ。今サイドバーの自己紹介欄見て気づいたんだけど、書いているのは蒸留所の案内係の女性だとか。水野めぐみさん、もしかしてどこかですれ違っていたんだろうか(行く前にもっとちゃんと読んでおけばよかったと少し後悔)。

2杯目のおかわりは響17年。
こちらはシングル・モルト(ひとつの蒸留所だけで作ったもの)ではなく、ブレンデッド・ウィスキー。

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ブレンデッド・ウィスキーは複数の原酒をブレンドして作られるのだが、創業90周年を記念して作られた「響」はなんと30種類以上もの原酒をブレンドして作った、まさに「ハーモニー」というべき作品なのだとか。

「響」公式サイト

今回の見学ツアーの中で一番面白かったのが、上の公式サイトにも詳しく書かれているが、「ブレンダー」の仕事についてのお話。そしてその中でも、特にこの話がすごく興味深かった。

「ブレンダーは、新しいウィスキーを創り出す時、何かをイメージするそうです。響はブラームスの交響曲だったそうです」

今度、CD借りて聞いてみよっと。

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その後、解散して、それぞれ個別行動へ。
自分達は、2杯のウィスキーで軽く高揚した気分のまま、最初に飛ばしてしまったウィスキーの歴史を解説するパネルや初代ボトルの陳列ルートに戻った。

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赤玉ポートワイン。
サントリーの社名の由来なんだとか。

へぇへぇ!

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自分も大好きだったオールド。
これは・・・説明を読み忘れてしまったけど、多分最初のってことだったかな。

ちなみに、今年に入ってからリニューアル(?)して「ザ」が頭についている。

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↑これは隣の亀有に最近できた巨大ショッピングモール内の食品売り場にて撮影。
ちゃんとだるまがいる。

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そうそう、だるまといえば、土産物ショップの隣のコーナーには、こんなだるまグッズ(というかオールド関連グッズ)もあった。このエプロンはかわいいぞ。

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山崎蒸留所の案内役の女性は、笑顔がチャーミング、で、質問をすると真剣な語り口でしっかり教えてくれる。いわゆる「ショールームのガイドさん」といった型にはまった雰囲気がなくて、好感というか親しみをもてる。

ここでは「ブレンダー」の話をいろいろと教えてもらった。

なぜか軽くのけぞって驚きの表情をしているサハラさん。

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「先ほど、神社があるのをご覧になりました?」
「はい。入り口からも鳥居が見えました」
「あの鳥居をイメージしたデザインのボトルもあるんですよ」

ローヤルのボトルと歴史

へぇへぇへぇ!

なんか、やばいなあ・・・うんちく傾ける人間になっちゃいそうだ。

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そしてブレンダーの話。
年代・製造法・樽ごとに異なる味や香り。それをひとつひとつテイスティングして、どれをブレンドしてウィスキーを創ってゆくかを決める役割を担うプロフェッショナルな人達。

ブレンダーの仕事

「でも、毎年違う原酒を使って作ってたら、同じ響でもだんだん違っちゃうのでは?」
「そうならないように、ブレンダーがクオリティを管理するんです」

「17年ものとか、新商品を開発する時には、構想段階から17年必要ってこと?」
「それだと退職しちゃっている人もでます。そうではなくて、常に何百種類もの原酒があるので、それをブレンドして新しい味を作っていくんです」

へぇ!

そうして、さらにウィスキー知識を得たところで・・・ふふふ♪


>有料テイスティングカウンターへ続く